肩こりは、日本人の約80%が経験すると言われるほど、身近な症状です。しかし、肩こりの原因や対処法については、正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。
そこで、今回は肩こりについて、その原因や対処法、予防法などを詳しく解説します。肩こりに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
肩こりの原因
肩こりの原因は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 筋肉の緊張
肩こりの最も一般的な原因は、筋肉の緊張です。デスクワークやスマホの使いすぎなど、同じ姿勢を長時間続けることで、肩や首の筋肉が緊張し、血行不良や疲労物質の蓄積によって肩こりを引き起こします。
- 姿勢の悪さ
猫背や巻き肩などの姿勢の悪さも、肩こりの原因となります。姿勢が悪いと、肩や首の筋肉に負担がかかり、緊張しやすくなります。
- ストレス
ストレスも、肩こりの原因のひとつです。ストレスによって交感神経が優位になると、筋肉の緊張が強くなります。また、ストレスによって自律神経のバランスが乱れることで、血行不良や疲労物質の蓄積を招き、肩こりにつながることもあります。
肩こりの症状
肩こりの主な症状は、首から肩にかけての「痛怠さ」です。部位によって痛みの感じ方が異なりますが、①首から上方にかけてのこりは重い物が乗っているような違和感、②肩甲骨と背骨の間のこりは鉄板が入っている感じの痛み。と訴えることが多いです。
また、肩こりによって頭痛や吐き気、めまいなどの症状が出ることもあります。
肩こりの対処法
肩こりの対処法には、以下のようなものがあります。
- マッサージ
マッサージは、肩こりの最も一般的な対処法です。肩や首の筋肉をほぐすことで、血行を促進し、痛みを和らげることができます。
- ストレッチ
ストレッチも、肩こりの予防や解消に効果的です。肩や首の筋肉を伸ばすことで、柔軟性を高め、筋肉の緊張を緩和することができます。
また、首の骨をポキポキ鳴らす行為は、リラックス効果があるという説もありますが、科学的な根拠はありません。したがって、関節の周りの軟骨や靭帯、神経や血管に損傷を与えるリスクがあり、危険な行為ですので止めるようにしましょう。
- 整体や鍼灸
整体や鍼灸は、肩こりの根本的な原因を改善するのに効果的です。整体では、筋肉の緊張や歪みを整えることで、肩こりを解消します。鍼灸では、ツボに鍼を刺すことで、血行を促進し、痛みを和らげます。
- 医薬品
肩こりがひどい場合は、薬を服用することもあります。市販の鎮痛剤や湿布のほか、痛み止めや筋弛緩剤 を処方してもらうこともあります。
肩こりの予防法・セルフケア
肩こりを予防するには、以下のことに気をつけましょう。
- 正しい姿勢を保つ
デスクワークやスマホの使いすぎなど、同じ姿勢を長時間続けることは避けましょう。こまめに姿勢を正し、肩や首に負担がかからないようにします。
- 適度な運動を行う
適度な運動は、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進するのに効果的です。ウォーキングや水泳、ヨガ、ピラティスなど、自分に合った運動をしましょう。
- ストレスを溜めない
ストレスは、肩こりの原因となります。適度に休息をとり、ストレスを溜めないようにしましょう。
- 温める
肩や首を温めることで、血行を促進し、痛みを和らげることができます。入浴やホットタオルなどで、肩や首を温めましょう。
お勧めの医薬品や健康食品
ナボリンS 第3類医薬品
筋肉疲労に効果のあるビタミンB1、血行不良を改善するビタミンE、末梢神経のダメージを修復する活性型ビタミンB12(メコバラミン)を配合。
メコバラミンは複数あるビタミンB12の中でも、体内で利用されやすく、末梢神経に直接作用する活性型のビタミンB12です。
ドキシン錠 第2類医薬品
主成分のメトカルバモールは、神経の反射をおさえ、筋肉の異常な緊張やこりを除いて痛みをやわらげます。メトカルバモールおよびエテンザミドのはたらきを助けるジベンゾイルチアミン、トコフェロール酢酸エステル等が協力的に作用して、筋肉の異常緊張・けいれん・疼痛をともなう諸症状(肩こり、腰痛、筋肉痛など)を改善します。
ルミフェン 第2類医薬品
非ステロイド系消炎鎮痛剤の「アルミノプロフェン」を配合しています。有効成分「アルミノプロフェン」は、炎症を鎮めて、関節痛や腰痛、肩こり痛などの痛みを抑えます。
ボルタレンテープ 第2類医薬品
炎症を鎮め、痛みを和らげる有効成分ジクロフェナクナトリウムが含まれています。この有効成分が患部に素早く浸透し、痛みのもとに 作用します。1日1回貼れば、24時間効果が持続して、効果的に痛みを和らげることができます。
新五浄心 健康補助食品
中国雲南産のトウサンサイシン(雲南省の原生林に自生している植物で、この地の少数民族の間では代々、健康維持を目的に日常生活に取り入れています。)に中国やヨーロッパで古来より健康の源とされてきたスイテツ(中国やヨーロッパの人々の間ではその昔から、血液の流れを良くして、血管の若さを保つのに最適であることから、広く食材として使用されてきています。)を配合することで、働き盛りの方やシルバーエイジの方に自信を持っておすすめできる健康補助食品です。温めると楽になるような痛みをお持ちの方におすすめです。
まとめ
肩こりが長引く場合や、他の症状(頭痛や吐き気、めまい、手の痺れなど)を伴う場合は、早めに病院を受診して、原因を調べてもらいましょう。
肩こりは、生活習慣の改善や、適切な対策によって予防や解消することができます。ぜひ、今回紹介した内容を参考にして、肩こりのない生活を送りましょう。